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 気まぐれコラム (バックナンバー)
■ 22/APR/2002
お肉のオーブン焼きをするときのコツはローズマリーとにんにくをたっぷり使うことです。お好みのお肉を、大きめに切ったじゃがいもやたまねぎ、にんじん等と天板に並べオリーヴ・オイルをたっぷりとかけて焼きます。でもこれからの季節はオーブン焼きよりも野外でバーベキューした方がおいしいかもね。
■ 13/APR/2002
ちょっとリニューアル(っぽく)しました。新しいコンテンツも増やしたいけれど・・・そのうちね。
馬のカルパッチョがおいしいのはなぜか?脂肪分が少ないので肉の味がしっかり楽しめるからかしら。それでいてたっぷりレモンをかければ臭みは感じないしね。イタリア風馬刺、1度試して見てね。
■ 5/APR/2002
「アルタムーラ」と呼ばれるパンがあります。グラノドゥーロ(セモリナ粉)で焼いた大きなドーム型、外はかなりこんがりしていて中はもちもちのパンでスライスして食べます。プーリヤ地方の名物ですが、ミラノやローマでも作っているパン屋さんがあります。このパンとパルミジャーノがあればそれだけで束の間の幸せが味わえます。ワインはこくのあるタイプの物を用意しましょう。
■ 24/MAR/2002
「カルチョーフィ」という食材があります。伊日辞書をひくと「朝鮮あざみ」となっているので、朝鮮半島では食べるのかしら。周りがとげとげで硬い皮に包まれた、一見ごっつい花のような「カルチョーフィ」を塩茹でにしてオリーブオイルに絡めて食べたり、柔らかい芯の部分だけスライスしてサラダに入れたりパスタソースにしたり、オイル漬けをスライスしてパニーノ(サンドウィッチ)にしたりします。味は・・・これが特にないのです。ちょっと苦味があって、筍に通じるあくっぽい風味もありますが、やっぱりこれといった味よりも、その食感を楽しむタイプの食材です。以前フランスに旅行中ニースのレストランでこの「カルチョーフィ(フランスではアーティチョーク)」を生でそのままお皿に載せて出しているのを見たことがあります。お客さんが皮を剥きながら、柔らかいところだけ口に含んで食べていました。この食べ方なら、高級レストランに負けない味が家でも楽しめるはずです。でも子供のころから慣れ親しんでいないと魅力を理解するのが難しい味というのがあります。この「カルチョーフィ」もその1つだと思います。まだ食べたことがない人は、瓶詰めのオイル漬け辺りから挑戦してみてね。
■ 3/MAR/2002
秋に収穫したあと干して保存し、冬の間に食べる果物といえば?日本では「干し柿」ですが、ヨーロッパでは「干しいちじく」が最もポピュラーな干し果物です。イタリアではこの「干しいちじく」を食べる時に、ナイフで開いて中にアーモンドかくるみの実をはさむのが定番です。(冬の間は木の実もよく食べます)一般的(イタリアで)に売られている「干しいちじく」はトルコ産の物が多いのですが、庭で取れたいちじくを家庭で保存する場合は、オーブンで軽く表面を焦がしてから少し陰干しにして月桂樹の葉といっしょにビン詰めしたりします。こうしておくとやわらかいまま冬の間楽しめるのです。もう少ししたらいちじくの木も新芽が出てくる季節です。
■ 10/Feb/2002
キャッケレはカルネヴァーレ(謝肉祭)のお菓子のチャンピオンです。ナターレ(クリスマス)はパネトーネ、パスクワ(復活祭)はコロンバとそれぞれチャンピオンがいます。キャッケレは他のチャンピオンに比べると、見た目は威厳がなさそうですが、これが辞められないのです。薄焼きのクッキーに砂糖が降りかけてあるのですが、中に空気が入ってちょっと膨らんでいて、びろびろに細長くきってあります。「さくさくとして香ばしく、しかも軽い」のが良しとされます。イタリア中この時期はケーキ屋さんだけでなくパン屋さんでも売っています。どこかでこのチャンピオンに出会った人は1度挑戦するといいのだ。
■ 20/Jan/2002
今日は珍味の話をします。どのくらい珍しいかというと、とにかくめちゃくちゃ珍しいということです。前置きはこれくらいにして『胡桃の芽のシロップ漬け』を紹介します。これはルーマニアやオーストリア辺りで食る人がいるおやつです。くるみが種になって中に実を持つずっと前のまだ芽のときに収穫してシロップ(何かリキュールが入ってるかも)に漬け込みます。つまり硬くなる前の殻ごとと食べるのですが、例えれば、ふやけたピスタチオを食べる感じかな。特においしくてやみ付きになることはないですが、たまたま人に頂いたのでご紹介しました。とにかく珍しくてなかなか手に入らないと力説していたので、きっとすごいんだぞ。
■ 9/Jan/2002
皆さんお久しぶりです。うちは気まぐれがモットーなので、このくらい久しぶりでもびっくりしないで下さい。今年はもう少し精進します。(つもり)
ミラノではカタツムリを食べます。ミラノ料理のお店で出している所がありますよ。でも家で料理する人は少ないです。カタツムリはゆっくり進みます。ミラノでは、好きな女の子のあとをいつも付いて歩き、あせらず、くじけず、ゆっくりゆっくり仲良くなって、最後には自分のほうに振り向かせる男の子のことを「カタツムリみたいな奴」といいます。フランス料理では「エスカルゴ」、イタリア料理では「ルマッケ」です。カタツムリのお話でした。
■ 22/Aug/2001
ロンバルディア地方では2皿目かデザートの代りにゴルゴンゾーラと熱々のポレンタを食べます。お皿にゾーラの塊(日本で売っているゴルゴンゾーラの1パック分くらいあるやつ)を乗せ、上に熱々のポレンタをかけるので、下のゾーラが程よく柔らかくなるのです。店によってはポレンタの上にゾーラを乗せ、オーブンで焼いて出すところもあります。ゾーラ天国。
■ 9/Aug/2001
「夏はなんだか食欲がないので今日も”さっぱり”ツナサラダにしとこ」っていう人いるでしょ。「ドレッシングは?」このドレッシングってヨーロッパの人達はあまり使わないって知ってました?「それじゃあ何で味を付けるの?」はい、いたって簡単。オリーヴオイルとワインヴィネガー、塩、コショウで各人好きなように味付けするのです。話を戻して「”さっぱり”ツナサラダ」にもオイルをたっぷりかけます。たっぷりかけるのがヨーロッパ風です。「でもカロリーが・・・」気になりますか?そんな人はヨーロッパの『オリーヴオイルは太らない神話』を信じてもらいましょう。(でも、そんな訳ないよね)
■ 14/Jul/2001
夏は暑いのでジェラートを食べて、ビールを飲んで、スイカを食べて、そして海へ。でもちゃんとパスタやお米も食べないと...。サッパリしたものが食べたい時にお勧めなのが、冷たいパスタや冷たいミネストローネ。パスタは生トマト、バジリコ、モッツァレラなんかとオリーヴオイルであえています。ミネストローネは冷めたおじや状態ですが、かなりいけます。
夏ばてにはさばやいわしが効果大らしいです。うなぎより経済的かも。
■ 14/Jun/2001
イタリアでもSUSHIが大流行しています。中でも最近の人気は何といっても回転寿司ですね。大型の高級(?)回転寿司屋さんもオープンして、毎晩おしゃれな人達で賑わっています。(店の名前は「折り紙」)モデルさんなんかもよく利用してるみたい。魚の苦手な人には「ベーコンケチャップ寿司」なんかも回って来ますよ。N.Y.の回転寿司では「赤ピーマンの水煮寿司」が回っていたっけ。国際化とはそういうものなんでしょうかね?えへん。「穴子寿司」なんか国際化に向いてると思うんだけどなあ。
■ 22/May/2001
だんだん暑い季節になってくると、やっぱり今年も大活躍してもらわなくっちゃいけないのが『ジェラート』。『バチョ』『ジャンドゥイア』といったチョコレート系や『ノチョーラ』『ピスタッキョ』等のナッツ系も良いですが、最近の研究では『ペッレ・エ・バルベラ(洋ナシと赤ワイン)』なんかも、すばらしい成果を上げています。さっぱり系では『いちじく』や『ヨーグルト』は外せませんね。では今年も研究を続けるのだ。
■ 5/Apr/2001
日本でもおなじみ、ペスト・ジェノヴェーゼ。バジリコと松の実、グラーナチーズ、オリーヴオイルをすりつぶしてペースト状にして、茹で上げたパスタと絡めます。最近知ったのだけれど、ペスト・シチリアーノというのがあって、こちらはプチトマトも入れてフライパンで火を通します。ポイントは牛乳も足して、ピンクのソースにすること。おいしいよ。
■ 27/Jan/2001
カロボナーラってもともとペンネで食べるのが一般的だったって知ってました?今ではスパゲッティーが普通ですね。昔、ローマの辺り(ラッチオ州)の森で働く人達が、すぐに手に入る材料(ベーコン、卵)で作っていたのが始まり。森で木を切って炭(カルボーネ)にしていた人達の料理だったからカルボナーラと呼ばれるようになったんだそうです。実は洒落っ気のない実質主義的な料理なんですね。
■ 14/Jan/2001
金曜日は魚を食べるのが一般的。はい、これはイタリアの話。レストランやトラットリア、バールでも、金曜日のメニュー(日替わり)は魚です。スズキ、サーモン、イワシ、マグロ、イカ、エビ、たこ、なんでも食べますが、いつも人気があるのは、カジキ、黒鯛、メルルーサ。カジキの切り身とハーブのオーブン焼きとか、目先変わっていいと思いますよ。おイモといっしょにね。
■ 30/Dec/2000
マルサーラ酒というのはシチリアのリキュール。冬は食後酒にちょこっとやるといいですねえ。もちろん夏でもいいけれど、リキュール類は冬の方がしっくりする気がします。気だけ?で、順序が逆だけど、食前酒にはスプマンテ、プロセッコ系の発泡酒。ここんとこ気にってるのはイタリア版シャルドネ。冬休み、皆さんは何を飲むのかなあ。
■ 26/Nov/2000
そろそろナターレのメニューを考えなくちゃいけない。コテッキーノ(豚の腸詰ではなく皮詰、大きなソーセージ)や鶏のロースト又はパイ包みなんかじゃ普通だし、羊もいいけど...サーモンでもいいな。そうだ、いっそ魚にしようか。んんん、ナターレのメニューを考えなくちゃ。
■ 23/Nov/2000
先日アントニオにごちそうになった『鶏と羊のローズマリー風オーブン焼き』は大変美味しかった。何が美味しいといって、彼の親せきから譲ってもらっているというオリーヴオイル(エキストラヴァージンでドロドロしている感じのトスカーナ物)。素材が良いとやはり美味しいのです。
■ 16/Nov/2000
ちょっと事情があってしばらく休んでいましたが、近日中にメニュー更新を再開予定中。お楽しみに。
■ 15/Oct/2000
食の秋もすっかり深まり、そろそろ冬支度なのである。寒くなってくると、やっぱり煮込み料理の出番。豚足の詰物や脂身とレンズマメの煮こみ等、暑い間はお目にかからないメニューが恋しくなってくる。
■ 10/Oct/2000
えへん、長期休暇を終えて、そろそろまた何か紹介しようかなと思っています。しかしこの世の中には美味しい物が多すぎて、毎日の食事メニューを決めるのに気苦労が絶えません。よほどの決断力がなければ、スイスイとメニューを決めていくのは困難。だから、レシピ紹介のメニュー選びにも概して時間が掛かります。そんな理由で、これからも不定期な気まぐれ更新です。読者の皆様には、定期的なチェックをお勧めします。
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