| Sig.Padella Top | Column | Guest/BBS | Milano Times |
ちょっとした料理のコツを毎回ご紹介します。ささやかなアイデアをヒントに皆さんもクチーナ(台所)生活楽しんでね。
メニューのリクエストはメールにて随時募集しています。お気軽にBBSかこちらへ↓
padella@milanotimes.com

Back to Sig.Padella home →


(10) 生ハムといえばメロンがよく合いますが、これからの季節においしいのは、何と言っても「生ハムいちじく」ですね。皮を剥いて食べやすい大きさに切ったいちじくを生ハムで巻いてお皿に盛り付けます。いちごかミントをアクセントに飾るといいよ。

(11) 野菜系のブイオンにお米とイチゴのスライスを入れてぐつぐつリゾットを作ります。フタはしないで、時々掻き回して下さい。出来あがり前にオリーヴオイルをお好みで加えてね。飾りもイチゴかレモンでね。イチゴの酸味がさっぱりとしておいしいよ。

(12) たたいて延ばした牛肉をカツレツにすれば「ミラノ風コトレッタ」になります。日本のカツレツと違うのは、揚げるのではなく、お肉が半分浸かるくらいのオリーブオイルで、焼くと揚げるの中間で調理すること。これをトマトソースで絡めるとモデナ風になります。

(13) 「ミラノ風コトレッタ」にチーズとハムをのせ、オーブンで少し焼くと、ボローニャ風になります。オーブンがなければ、フライパンにフタをしてチーズが溶けるまで2、3分火にかけます。出来れば生ハムとアシアーゴをのせてみてね。

(14) ゴルゴンゾーラのソースを作りましょう。まずセロリを細かく切ってバターで炒めます。そこへサイコロに切ったゴルゴンゾーラをいれて一煮立ちさせ、リコッタチーズも加えます。別で塩茹でしたパスタとあわせて出来あがり。

(15) 生で食べれる新鮮な挽きたての牛ミンチが手に入れば、タルターレ(タルタルステーキ)もいいですね。アンチョビ、玉ねぎ、パセリのみじん切りと卵黄を好みでまぜ、自分で塩、コショーします。しっかりとレモンも搾ってね。

ちょっとだけクチーナ Next →
Back to Sig.Padella home →


(16) 鶏肉の猟師風をパスタのソースにします。玉ねぎのみじん切りをオリーヴオイルで炒め、一口サイズに切った鶏肉を加えます。ここでワインかブランデーを少したらします。トマトの湯剥きした物をサイコロに切り、マッシュルーム、パセリと加え、煮込みます。今回はパスタのソースにするので、パスタを塩茹でするのも忘れずに。(笑)茹ったパスタをソースに絡めて出来あがりです。手に入ればローズマリー、サルヴィア(セージ)を加えて煮込めば、更に風味がよくなります。

(17) あまりにも簡単なイタリア料理。用意するものは、ヌテッラ(イタリアでは常識のナッツ系チョコレートクリーム)とオレンジ・マーマレードとパン。出切ればパンはフランスパンの皮がしっかりと厚いタイプの物をスライスしてください。そこにマーマレード(出来れば甘さ控えめタイプ)を塗り、その上にヌテッラを塗ります。こうするとオレンジフレイバーのチョコレート味になります。朝食にどうぞ。

(18) 定番中の定番といえば、トマトソース。にんにくを(後で取り出すので)つぶした物をそのままオリーヴオイルでこんがりさせ、トマトを湯むきしてサイコロにしたものを入れて1時間ほど煮込みます。もしあれば生のバジルも入れると、ぐんと香りが引き立ちます。塩とコショウで味を調えてお試しください。材料数が少ないような気がするかも知れませんが、トマトソースはトマトがあればいいのです。

(19) イタリア風卵焼きです。玉ねぎのスライスとじゃがいもをサイコロにしたものを多目のバターで炒めます。卵はフォークか泡立て機で「泡が立つほど」よくまぜておきます。そこへサイコロに切ったチーズと塩を加え、じゃがいもに火が通ったら、フライパンへ。両面しっかり焼いて下さい。イタリア風は中も半熟で残らないようしっかり焼きます。季節の野菜やキノコでバリエーションを工夫してね。

(20) イタリアでもお肉の付け合わせによく食べるプレです。じゃがいもを塩茹でしてホクホクにします。湯をきったら、鍋の中でフォークを使ってつぶします。全体がつぶれたところでバターと温めた牛乳を少しずつ加え、ヘラかしゃもじでまぜて、少しふわっとするくらいまでのばします。好みでサラミのみじん切りやチーズを加えてもおいしいですよ。

(21)美味しすぎるので、誰も人に教えたがらない組み合わせ。フレッシュ・クリームチーズ(できればイタリア製のチェルトーザ、クレシェンツァ、スクワローネ。なければマスカルポーネで代用)といちじくのジャム(なければイチゴジャム)をパンにたっぷり目にぬります。順番は、チーズ、ジャムです。混ぜてぬるのは不可。パンは軽く温めてあると、更に美味しいです。
Sig.Padella home | Milano Times home