パヴァロッティのお葬式は土曜日だそうです。彼が最後(の頃)に残したと報道されている言葉に「(人々には)オペラ歌手として記憶に残してほしい」というセリフがあります。オペラの第一線から退いて、ポップスやロックの歌手なんかとジョイントコンサートすることが活動の中心になっていた晩年ではなく、あくまでも彼の声の全盛期に活躍した、本業のオペラ歌手として歴史に残してほしいということだと思います。あるいは「あの丸いマエストロ」として記憶にとどまるのを嫌った意味あいもあるのかも知れないと意地悪なことも頭に浮かびましたけれど。
彼はイタリアの文化のシンボル的な役割もになっていたので、イタリア人には彼がいなくなってしまうことを悲しむ人も多いけれど、近年の闘病生活をみんな知っているので、「これで一息付けるね」とも思っているようです。
一息付けないままシーズン終了までもつれ込みそうなのが今期のF1。マクラーレンのスパイ容疑もまだ最終決定をみていないのですが、ここへ来てアロンソが今期が始まったばかりの頃に既にマクラーレンがフェラーリの秘密文書を入手していたことを知っていたというメールが見付かったとか見付からないとか話題になっています。事実が確定すると、マクラーレン側の「秘密文書を入手したことを知っていたのはごく限られた個人で、チームとしての関与はなかった」という弁護が成り立たなくなる可能性があるみたい。ただ、F1という団体自体が公のものではなく、あくまでスポーツの一種としての紳士協定的な団体なので、法律で裁かれるわけではないところがミソです。要するに、ある程度フェラーリの権利を守ることもするけれど、マクラーレンをあまりに厳しく罰して、F1自体のイメージダウンや損失を招くようなことはしないのではと予想されています。つまり、時間とともにうやむやにしたいのが一番ということだそうです。せっかくハミルトンという新星が出てきたのに、人気を損ねることにもなりかねないからね。