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水曜日はアスティ方面へ出張

月曜日の新聞を(出張のため乗っていたユーロスター車内でゆっくりと)読んだところ、日曜日の高速度道路サービスエリアでラツィオのファンが警官のピストルで射殺された事件の様子がある程度詳しく説明されていました。どうもこの警官はサービスエリアの反対車線から威嚇発砲していたらしいけれど、上に向けて発砲した流れ弾が(走っていたため手がぶれて)被害者に命中したと主張しているそうです。この事件はカルチョとは直接関係ない事故だったのに、事件の詳細がきちんと説明される前に「カルチョファンのケンカでラツィオのファンが死亡」と、インターネットなどで大きく報道されたため、なんだかまたファンの暴動のような印象を与え、結果的にこの事件を受けて試合を中止しなかったスタジアム(ベルガモとローマ)で本当の暴動が起こってしまいました。

死亡したファンの家族の弁護士は「殺人罪」で訴えるつもりのようです。それで、警察側は今のところ「調査には全面協力する」と発表しているけれど、「悲劇的なミス」ということで、あくまでも流れ弾が当たったのは偶然で、決して狙ったわけではないというスタンスのようです。新聞では専門家の意見として、80メートルの距離だったことを考えると、狙わないで偶然自分が向いている正面方向に「間違えて」発砲するというのは考えにくいという見解も紹介しています。

元々相性の悪いカルチョのウルトラ(私設応援団の一番過激なグループ)と警察が相対する形になった今回の事故ですが、ウルトラ側は一時の腹いせに過激な暴動とかを起こしても、結局のところは警察当局にかなうわけもなく、結果的には逮捕者を出したり、スタジアムへの入場を制限されたりする形であまり得るところがないどころか、失うものも相当にあるんですよね。しかも、一部の過激な行動に、普通にカルチョを楽しんでいる親子や一般の市民達からも楽しみを奪ってしまうことになるというところまでは頭が回らないのも若さの成せる技なのだと思います。おいらもそれほど模範的な若者ではなかったので、大きなことは言えないけれど、悲しいのは悲しいですね、やっぱり。(一部のファンの暴動などでカルチョの試合自体ができなくなってしまう状況がね)

今回のニュースも、おいらは直接関係していないので、どちらがいいとか悪いとか判断はできないけれど、何かあるとすぐに暴力に訴える傾向というのはよくないと思います。こういうところで暴力に無感覚になってしまうと、戦争とかになっても平気になっちゃう危険性があるんじゃないのかと思うので。何事も程度の差であって、よくない事は大でも小でもよくないのです。

こんなことを考えながらアドリア海方面へ行って来たのですが、帰り道で(別口の仕事で)水曜日のアスティ方面への出張が決まりました。今週は出張週間みたい。どうせならNY出張とかアムステルダム出張とかあるといいんだけれど、そういうところからは声がかかりません。TOKYO出張だって喜んで行くけれど、あちらの方からも声がかからないので、アスティへ行っておいしいワインでも飲んで来ようと思います。


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2007年11月13日 00:37に投稿されたエントリーのページです。

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