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ウルトラマン


日本人であるということは、時として他の国民には理解できないような事柄を判断する能力を発揮する場合があります。空間の間(ま)を心地よく区切る能力であるとか、ワビサビの美を鑑賞する能力であるとか・・・なんて書くと、「ほう、日本人は他の国民よりも優れているところがいろいろあるんだなあ」なんて早合点してしまう人もいるかもしれませんが、要はこれ、どこの国民のそれぞれに思うところがあるわけで、日本人だけがどうのということは実際のところあまりないようです。イタリア人にしてみれば、他の国民には理解できないエレガンツァ(優雅さ)を造形に発揮する能力に長けているため、モーダやデザインの分野で世界をリードしているし、シンプルな中にも繊細な感覚をバランスよく用いることが上手なため、イタリア料理は世界中で愛されている・・・なんて調子になります。

しかし、良し悪しの問題ではなく、それぞれの国民固有の物の見方というか傾向があるのも事実だと思います。前置きがずるずると長くなりましたが、何が言いたいのかといえば、(写真の)新しいFIAT500のボンネットにラインを入れるオプションを採用したモデルが時々街中を走っているんだけれど、日本人のおいらが見たら、どうしてもウルトラマンに見えてしまうということ。


冗談はさておき、ミラノのカドルナ駅に例年通りプレセーピが飾られました。ドゥオモ広場にアルベロ(ツリー)が飾られたことは既にお伝えしましたが、イタリアでの伝統的なナターレ(クリスマス)飾りは、このプレセーピなんですね。文字通りジェズ(キリスト)の誕生を祝うため、ジェズの生まれた場面をジオラマで再現した人形を並べます。このカドルナ駅のプレセーピでは、既に赤ん坊のジェズが生まれていますが、本来は家の中に飾るプレセーピには、まだ赤ん坊のジェズを配置しないでおきます。そしてナターレ当日の朝に赤ん坊のジェズを出すのが正式というか伝統的なやり方なんだけれど、この駅のプレセーピでは、そこのところの手間を省いているわけです。

この時期のイタリア国内の教会の前(庭とか)には、時々プレセーピの大き目の物を飾っているのを見掛けます。我が家はカトリック信者ではないけれど、数年前にキンダー・サプライズのおまけの人形のプレセーピを飾っていたことがありますが、ここ数年はアルベロしか出しませんね。このアルベロの下へナターレの日にはサンタクロースがプレゼントを持ってきてくれるのだけれど、今年は何が届くのでしょうか?子供達はそれぞれ希望の品を手紙に託していたようなので、いい子にしていればその希望の品が届くはずなんだけれど・・・


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2007年12月12日 02:07に投稿されたエントリーのページです。

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