
コルソ・コモという通りに近い場所で見つけたビルの電飾。
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人間という生き物はシンチンタイシャという作業を日々繰り返しながら生活しています。シンチンタイシャをすると、カラダの古い部分が新しい細胞で作り変えられて、新たに更新されるため、そこの部分が古くなりすぎて使い物にならなくなるのを防いでくれるそうです。シンチンタイシャをするためにはその材料を得るため、栄養物を摂取する作業が必要となります。
通常、日本に生息する人々は、日本で調理されたMade in Japan食品から栄養物を摂取します。イタリアに生息する人々は、イタリア国内で調理されたMade in Italy食品から栄養物を摂取します。日本ではイタリア食も中華もタイ料理も食べるかも知れないけれど、それはMade in Japanのイタリア食、中華、タイ料理ということになります。
おいらはイタリア生活が約15年になろうかというベテランなので、近年はイタリアでMade in Italy食品を摂取しながらシンチンタイシャに励んでいます。このくらい長い間Made in Italyのシンチンタイシャを繰り返すと、もう足の1本や2本は完全にMade in Italyの部品に交換されているんじゃないのかと思うんだけれど、おいらのしゃべるイタリア語はあまりMade in Italyっぽくありません。
その点、我が家の子供達は最初からMade in Italyの部品で組み立てられているためか、しゃべるイタリア語も完全にMade in Italyのそれになっています。それでも見た目はMade in Japanだし、パスポートも日本の政府が発行した物を使用しています。ちょっと教養があるところを示して英語を使用すると、子供たちのしゃべるイタリア語は「ネイティヴ」というジャンルのそれみたいです。どうも子供達が通う学校という組織の中で、Made in Italyの言語ソフトをインストゥールしてもらっているらしいんですね。それで、おいらもその学校という組織に通ってみたいんだけれど、そういうことをすると仕事をする時間がなくなってしまうので、なかなか実現できません。
聞くところによると、おいらは元々Made in Japanの部品で出来ているので、どんなにシンチンタイシャを繰り返してもMade in Italyとは承認されないんだそうです。まあ、Made in Japanでいいんだけれど、もう少しMade in Italyの言語ソフトを更新できるといいなあとは思います。しかし、Made in Japanであるおかげで、赤瀬川原平や内田百閒の本が読めるので、それはそれでいいことだと思います。ぶっかけうどんや焼き鳥が食べられるのもMade in Japanならではらしいので、捨てたもんじゃないよね。