中村選手が、イタリアでなかなか日本人が活躍できない一因は人種差別じゃないかとインタビューに答えたことが話題になっています。こういうのは、以前イタリアでプレーした選手の裏切りみたいな感じに映るんじゃないかなと、ちょっと心配してしまうコメント。良識ある人ならば、ある程度は真実であることも分かると思うけれど、カルチョを熱狂的に生活の中心に置いているような人は、概して良識が気薄すだったりするので心配になるわけです。(あ、おいらは大丈夫ですよ、もう、良心の塊みたいな人間なので)
同じイタリア人で、F1のルノー・チームを指揮するブリアトーレ氏も最近インタビューでイギリスのサッカー・チーム経営に関わっていることについて「イタリアではチームを持とうとは全然思わないよ、だって、イギリスならチームが強いか弱いかが勝負だけれど、イタリアではそれだけでは勝負にならないからね。だから外国人の投資家はイタリアのチーム経営に興味を持たないんだよ」と、イタリアのカルチョ界の不透明性を批判しています。ブリアトーレ氏はイタリア人なので「裏切り物」とはならないんですよね。むしろ、イタリア人はイタリア人の著名人がイタリア批判するのは好きだったりするのだから、なかなかに複雑な心境なのです。
今までのインタビューとか読むと、中村選手自身はイタリアでの経験をポジティヴに捉えていると思っていますが、それなりにこういう発言をするエピソードも体験したということなんでしょうね。で、おいらが思うに、他の日本人選手がなかなか活躍できないのは、正直なところ、やっぱり質の面での問題が(人種差別云々の前に)大きいんだと思います。あと、コミュニケーションの能力。やっぱり同じ外国人でも、カタコトながらどんどん話をしてコミュニケーションをする貪欲な南米選手とかに比べ、「オレはプレーで監督を納得させるぜ」みたいに、無口なまま練習に明け暮れる日本人選手なんかは、同じレベルなら後回しにされるのも仕方がないんじゃないのかと思います。これはどの世界でも同じだと思うけれどね。で、ある程度イタリアで活躍できた中田氏と中村選手は、結構コミュニケーションにも努力する性格で、しかも技術的に誰もが一目置くレベルだったから結果を残せたんだと思っています。個人的には森本選手にも活躍を期待しているところです。彼は若いので、イタリアでの経験がまだ頭でっかちになる前に吸収できる可能性があるのが大きいと思っています。海外での生活は、いろんな面でそれなりにタフなので、若ければ若いほど順応できる可能性が高いんじゃないのかと、個人的に思っているので。
なにはともあれ、セーリエAが再開するのは、やっぱり朗報だよね。インテルが勝てば、更に朗報だけれど。ふふふ。