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 Pizza-Dictionary (ピザ辞典)
イタリア料理のもう1つの顔、ピッツァ(ピザはアメリカ発音、イタリアではピッツァです)。いろいろ具沢山のアメリカ系ピザに比べると、シンプルですが、素材の味にこだわります。 最近はイタリアでも薄いピッツァが主流です。厚い物でもフォカッチャ系の物は捨てがたいですね。 イタリアではどの街でもピッツェリーア(ピザ屋さん)はすぐ見つかります。(えっ、当たり前?)では、お好みのピッツァを探してみてね。
 トマトベース

 Margherita/マルゲリータ
基本中の基本とはこれのこと。全てのピッツァはここから始まる。飽きないので末永くお付合い出来るメニュー。(のはず)トマト、モッツァレラチーズ、バジリコ
 Marinara/マリナーラ
超シンプルな、それでいて根強い人気のピッツァです。ピッツァでは珍しくにんにくの香りが香ばしい一品。トマト、にんにく、オレガノ、ケイパー、バジリコ、オリーヴオイル
 Napoli/ナポリ
ナポリのピッツァ。もともとピッツァはナポリ生まれなんです。つまり家元の味がこれです。トマト、モッツァレラチーズ、アンチョビ、バジリコ
 Prosciutto/プロシュット
ハム(プロシュット・コット)のピッツァ。これに限らず、ピッツァは上に乗せる物そのまんまの名前で呼ばれることが多いです。トマト、モッツァレラチーズ、プロシュット・コット
 Prosciutto e Funghi/プロシュット・エ・フンギ
ここでいうフンギとは、マッシュルーム。生をスライスして乗せてあります。季節にはフンギ・ポルチーニのピッツァも食べられますが、別扱いです。トマト、モッツァレラチーズ、プロシュット・コット、マッシュルーム
 Rucola/ルコラ
サッパリ派向き。イタリア野菜のルコラを焼き上げたピッツァに乗せてあります。トマト、モッツァレラチーズ、ルコラ、グラーナチーズ
 Caprriciosa/カプリチョーザ
気まぐれピッツァ。もともとは、ピザ屋さんがその日の気分で、何でも乗せていたのが始まり。でも今は、どの店でも乗っているものは大体同じです。トマト、モッツァレラチーズ、プロシュット・コット、マッシュルーム、カルチョーフィ、オリーヴ、オレガノ、バジリコ
 Bismark/ビスマルク
スーパーヒーローのような名前のピッツァですが、空は飛びません。卵(半熟)が乗ってます。トマト、モッツァレラチーズ、プロシュット・コット、卵
 Occhio di Bue/オッキョ・ディ・ブーエ
牛の目という変な名前のピッツァです。アスパラガス、卵(半熟)が乗ってます。トマト、モッツァレラチーズ、プロシュット・コット、卵、アスパラガス
 Carabria/カラブリア
辛いソーセージのピッツァ。材料名でサルシッチャ・ピカンテとか(辛いので)悪魔/ディアーボラとか呼ばれることもあります。トマト、モッツァレラチーズ、サルシッチャ・ピカンテ
 Wurstel/ウルステル
普通のソーセージのピッツァ。ソーセージはスライスして乗せてあります。トマト、モッツァレラチーズ、ソーセージ
 Vegetariane/ヴェジタリアーネ
グリル野菜のピッツァ。名前の通り、ヴェジタリアン・メニューです。ナス、ぺペローニ等イタリアの夏野菜の本領発揮した味は、野菜ながら絶大な満腹感が得られます。トマト、モッツァレラチーズ、グリル野菜(ナス、ぺペローニ、ズッキーニ、にんじん、玉ねぎ等)
 Crudo/クルード
生ハムのピッツァ。生ハムの燻製ならスペックと呼ばれます。トマト、モッツァレラチーズ、プロシュット・クルード
 Boscaiola/ボスカイオラ
数種類のきのこのピッツァ、または森のピッツァです。トマト、モッツァレラチーズ、きのこ各種
 その他ピッツァ

 Tricolore/トリコローレ
三色ピッツァ。イタリア国旗の色です。ルコラがバジリコでもイタリア国旗になりますが、量的問題で、ルコラの方が色が映えます。生地も白生地で、トマトはソースでなくスライスしたものが乗っています。生トマト、モッツァレラチーズ、ルコラ
 4 Formaggi/クワットロフォルマッジ
ミックスチーズ・ピッツァ。チーズ系好きにはたまらないピッツァです。ゴルゴンゾーラ、エメンタール(スイスチーズ)、グラーナ、モッツァレラ
 Gorgonzola/ゴルゴンゾーラ
当たり前ですが、ゴルゴンゾーラのファン向き。更にスペックというハムが乗ることもあります。ゴルゴンゾーラ、モッツァレラ
 Salmone/サルモーネ
ピッツァでは珍しく、海の幸サーモンのピッツァです。他に海の幸系では、剥きえびのピッツァなんかがあります。モッツァレラチーズ、サーモン、ルコラ、オリーヴオイル
 Calzone/カルツォーネ
包んであるピッツァ。中身はいろいろなヴァリエーションがあります。ボンバ(爆弾)なんて呼び方をするところもありますが、危険はありませんのでご心配なく。トマト、モッツァレラチーズ、プロシュット・コット、リコッタチーズ
 付録:ピッツァの食べ方
イタリアのピザ屋さんでピッツァを頼むと、お皿からはみ出した状態で運ばれてきます。これをナイフとフォークで切って食べるのですが、この切る作業が結構大変で、慣れない人はピッツァを食べているというよりも、ピッツァをひたすら切っている感じになって、せっかくの食事で汗ばんできたりします。そうそう、日本でよく見かけるピザ用のローラーカッターは、お店の人達が切売り用に使う以外では、(イタリアでは)あまり見かけません。だからピザ屋さんでは、ナイフとフォークで・・・。簡単に食べれるようにするために、まずピッツァを8等分してしまいます。(疲れちゃう前に集中して切ってしまう方式)あとは一切れずつ手で取って食べれるので、おしゃべりしながらでも大丈夫。ナイフとフォークで全部食べちゃう人もいますが、イタリアでもピッツァは手で食べてもOKなので、この際気軽に楽しみましょう。
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