バカンス　25/JUN/2000 イタリア人はよく働きます。（えっ！）はい、本当です、でも皆じゃないです。つまり皆がナポリの人達のようにのんびり快適なマイペース人生を送っているわけではありません。イタリアで一番忙しいのは、フェラーリのレーシングチームに所属するメカニカルスタッフだと思われます。（別に調査したわけではありませんが、あくまで”そう思われる”ということ） 話を戻して、ミラノを中心としたロンバルディア地方は、ヨーロッパ１の工業地帯だけあって、相対的によく働きます。が、休む時は休みます。それがバカンス、夏休み。大体八月をまるまる休むのが一般的、でも本当にイタリア国民全体がバカンスを一緒に取ったらなにかと不都合も多いので、実際は七月のアタマ位からぼちぼちバカンスに行く人が出てきます。皆そうやって少しづつ時期をずらして、 九月半ばで一通り皆バカンスを終える感じですね。 　皆それぞれお決まりのバカンスコースを持っていて、毎年同じ場所に出かけます。同じ海の同じホテル、そしてビーチで寝転がって１月を過ごします。友達には「ええ、今年もわたしの海に行くのよ」なんて言ったりします。ところで、個人的にオイラは、このイタリア的バカンスの取り方にはどうも賛同できないので、毎年日本に帰国して（同じ場所）、 実家か妻の実家で（同じホテル）、ビールを飲みながら野球を見て１月を過ごします。友達には「うん、今年もおいらの実家に行くのよ」なんて言ったりします。（なあんだ、イタリア的バカンスの取り方と変わりゃしないじゃないか！）（えっ、マジ。） もうすぐ夏休み、今年は何をしようかな。（ホントはもう決めてあります。）  ヨーロッパ（選手権）　　25/JUN/2000 　今は、サッカーのヨーロッパ選手権の真っ最中、イタリアは無敗の４連勝で決勝トーナメント準決勝進出。このイタリアチーム、大会前はひどい言われようだったんですけど、いざふたを開けてみると結構頑張れるようです。１月前まで「こんなレベルのチームでヨーロッパ杯に参加するのは、イタリアサッカー史上初めてだ。」 「チームの試合運びにクウォリティーが無い」とか書いていたマスコミも、「チームのまとまりがあり、攻守とも安定。」と、トーンが変わってきました。でも次ぎは多分優勝候補の一つオランダ選、どうなることやら。 [無顔的男]、ミラノタイムス第一回連載小説ついに完結。 顔の無い男にＴＶ出演の話？・・・意外なクライマックスが・・・ 　その十三　スペリアーモ 　運を天に任せるとき、「どうかうまく行きますように。」というときに使います。 　図のように、片手もしくは両手の人差し指と中指を絡めます。特に動かす必要はありませんが、少し指先を振るようにしても結構です。「スペリアーモ/願いましょう」と言う意味のジェスチャーです。 　用例１：「イタリア、次ぎも勝てるかな？」「スペリアーモ」 　用例２：「イタリア、次の次も勝てるかな？」「はいはい、スペリアーモ」 　おしまい

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